文明開化の言葉に象徴されるように、国外からの知識や文化が一気に流入した明治時代。自由でおおらかな風潮が広まった大正時代。太平洋戦争を経験し、日本の社会が一変した昭和時代。近代の日本のめまぐるしい変動は、美術の分野にも大きな影響を及ぼしました。日本画壇においても、画家たちは西洋絵画の表現を吸収したり、伝統にとらわれない独自の美を追求したり、社会の動きとともに新しい日本画を模索しています。各時代に生まれた名画からは、変化を受け入れ、乗り越える、当時の美術界の熱気を感じることもできるでしょう。
2019年、改元により新しい時代を迎えるこの年に、本展では、明治、大正、昭和の日本画をご紹介します。元号が改まる機会に、名画によって過去をふり返る展覧会です。横山大観や竹内栖鳳ら、巨匠たちが活躍した時代に思いを馳せつつ、日本画の世界をお楽しみください。
〈改元記念〉 名画でふり返る
明治・大正・昭和の日本画
August 31, 2019 to November 30, 2019
開催場所
足立美術館
(English) 320 Furukawa-cho,
Yasugi, Shimane, 692-0064,
JAPAN
TEL.( +81 )0854-28-7111