Anime Architecture:
SFアニメ背景建築美術の世界

November 9, 2019 to April 3, 2020

「Anime Architecture:SFアニメ背景建築美術の世界」展では、日本の最も影響力のあるSFアニメーション映画の背景に描かれた建築物の世界観を創り上げるプロセスを辿ります。アニメに登場する未来都市の景観に命を吹き込むために、細心の注意と緻密な作業で製作される背景画のアーティスト・デザイナー・美術監督の仕事に光を当てようと、本展のキュレーターであるベルリン在住のシュテファン・リーケレスは何年も費やしてこれらの作品をまとめました。森上博物館・日本庭園は、本展を開催する全米唯一の会場です。

ロケハンで撮影されたコンセプトフォトやイメージフォト、鉛筆で詳細に描き込まれたコンセプトスケッチから最終的なセルでのフルカラー表現まで、「Anime Architecture」展は日本の超近代的アニメ映画を陰から支える製作という裏方作業の複雑さを明らかにします。展示作品には、『機動警察パトレイバー the Movie』、手塚治虫の『メトロポリス』、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』(『攻殻機動隊』劇場版第2作)からのクリップが含まれます。美しい手書きの背景画は、小倉宏昌、渡部隆、樋上晴彦、押井守、竹内敦志ら、錚々たるアニメーター・美術スタッフの手によるものです。彼らは全員、大方の作品製作がコンセプトデザインから完成までデジタル化される昨今、最早消えつつある芸術である手描きアニメの全盛期を支えてきたアーティストなのです。

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