新進作家、久門剛史(1981年京都府生まれ)による国内初の大規模な個展を開催します。
久門は、日常的な現象に潜む要素や特定の場所がもつ記憶、歴史を採取し、音や光、立体などを用いて劇場的な空間を創り出します。私たちの知覚と認識、そして物事の唯一性と永遠性について問いかける作品は近年、国内外で高く評価されています。
本展では、豊田市美術館の特徴的な展示空間に呼応するかのような新作インスタレーションを中心に、近年の取り組みとあわせて紹介します。社会が混沌としている状況の中でも、物事を美しいと思える態度を揺るぎなく示し続けてきた久門剛史の芸術世界をご覧いただきます。
※豊田市美術館は4月11日(土)から5月6日(水)まで臨時休館中です。