本展は、1660年代から現在に至るまでの日本とそれ以外の世界各国に於いて、着物の持つ裁縫文化上、或いは美的・社会的見地から見た重要性を明らかにするものです。文化混交の最初期の作品例や着物に着想を得たクチュール、映画や舞台の衣装、新世代の日本の着物デザイナーの作品と並んで、イギリスでは初めて、希少な17〜18世紀の着物が展示されます。合わせて、絵画・版画・映像作品とドレスアクセサリーが、これらの素晴らしい衣服の持つスタイルと心惑わす力についてさらに良く知るためのコンテクストを提示します。
創造性と消費、ステータスとアイデンティティ、インパクトと影響を探る「着物―京都からキャットウォークへ」展は、着物を、ファッション界の世界的交流についての魅力的な物語の中心に位置付けます。
※博物館は、3月18日より臨時休館中です。