宮本隆司 いまだ見えざるところ

May 14, 2019 to July 15, 2019

東京都写真美術館では、現在も国内外の美術展などで発表を続ける宮本隆司の個展を開催します。 宮本隆司は建築空間を題材にした都市の変容、崩壊の光景を独自の視点で撮影した作品によって広く知られる存在となりました。近年は、両親の故郷である奄美群島・徳之島でアートプロジェクトを企画、運営するなど、その活動は新たな展開を見せています。
本展覧会では初期の作品から、アジアの辺境、都市を旅して撮影した写真や、徳之島で取り組んだピンホール作品、ポートレートなどを展示します。確かにそこで見たはずなのに、どこまで見えているのかわからない、そんな、いまだ見えざる人とその場所について宮本隆司が展観いたします。

宮本隆司 MIYAMOTO Ryuji (1947- )
東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。建築雑誌の編集部を経て、1975年写真家として独立。86年、建築の解体現場を撮影した<建築の黙示録>、88年、香港の高層スラムを撮影した<九龍城砦>で高い評価を受ける。89年に第14回木村伊兵衛写真賞を受賞。96年、第6回ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展に参加し、阪神淡路大震災によって破壊された建築物を撮影した写真を展示して金獅子賞を受賞。2004年、世田谷美術館で個展を開催ほか国内外のグループ展にも数多く出品している。05年、第55回芸術選奨文部科学大臣賞、12年 紫綬褒章受章。

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