帝室技芸員の仕事〈彫刻編〉

August 24, 2019 to November 17, 2019

清水三年坂美術館 所蔵品のうち、帝室技芸員による作品を一堂に展示する「帝室技芸員の仕事」シリーズ。今回の「彫刻編」では、高村光雲と石川光明の作品を中心に紹介します。

帝室技芸員制度は、日本の伝統的な工芸の技術を皇室の保護のもと継承・発展させる目的で設けられた制度です。帝室技芸員は、帝室や宮内省からの依頼による制作や技術の錬磨、後進の育成につとめました。光雲と光明は明治23年(1890)、帝室技芸員制度の発足と同時にその栄誉ある職に任命されました。仏師として修業を積み、木彫制作に専心した光雲。根付師として牙角彫刻を学び、木彫や彫漆などにも挑戦した光明。制作に対する姿勢は異なるものの、ふたりは互いに敬意を払い、ともに近代彫刻界の発展に貢献しました。

このたびの展覧会では、光雲と光明のほか、帝室技芸員を務めた竹内久一や山崎朝雲の作品なども展示します。
気品と迫力のある近代彫刻の精華の数々をどうぞお楽しみください。

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開催場所

清水三年坂美術館

〒605-0862
京都府京都市東山区清水寺門前
産寧坂北入清水3-337-1
Phone: 075-532-4270