Neko〜日本美術にみる猫〜

January 31, 2020 to September 13, 2020

2020年1月31日から9月30日まで、シーボルトハウス日本博物館では「Neko〜日本美術にみる猫〜」展を開催します。伝統的な浮世絵や現代版画、珍しい手書きのスケッチや工芸品、壮大な掛軸や現代を写す写真まで、あらゆる時代の日本美術の中にいる猫たちを特集します。大人も子供も、猫好きなら必見!ですよ。

日本はかの「ハロー・キティ」を生み出し、YouTubeでは「まる」がセンセーションを巻き起こし、猫カフェあり、猫神社あり、そして各地に猫だらけの「猫の島」をも擁する、猫愛でつとに名高い国です。テレビやインターネットが発達するはるか以前から、日本人は猫を愛でてきました。しかしネコ科に対するこの溺愛は、一体どこから来たのでしょうか?その謎を解くために、「ネコの生活」「猫と人間」「悪戯ネコ、あるいは邪悪な猫」などのテーマでお送りする本展を訪れてみてください。

人間の格好をした愉快な猫、思わず抱きしめたくなる程可愛い無心に遊ぶ猫、自然の中に生きる猫たちが、シーボルトハウス日本博物館に展示された様々な品物、版画や絵巻、美しい装飾を施された本の中に見つかります。18世紀の絵師、歌川国芳(1798〜1861)の手になる、飼い猫との特別な絆を感じさせる珍しい作品もあります。猫を抱いた愛らしい美人や遊女が目を惹く浮世絵は、歌川国貞(1786〜1865)の作品です。これら伝統的な浮世絵作品に加えて、20〜21世紀の版画や印刷物も、この展覧会には欠かせません。絵画ばかりでなく、根付やブロンズ像、19世紀の巨大な招き猫などの品々も、展覧会に花を添えます。中でも最も有名な猫はやはり「ハロー・キティ」でしょう。45年前に生み出されて以来、今でも世界中でファンを増やしつつあるキティちゃんの影響は、若い日本のアーティストたちの作品にも確かに息づいています。「NEKO PROJECT」では、猫を愛する日本の現代写真家たちに出会えるでしょう。

シーボルトハウス日本博物館で、ありとあらゆるタイプの日本の猫たちに出会って下さい。猫の美術を愛でるも良し、猫探しに興じるも良し、猫のピンボールマシンをやってみるも良し、あるいは快適な猫のベッドで寛いでも構いません。遊ぶのが大好きな可愛い子猫も、悪戯でやんちゃな猫も勢揃いするこの展覧会は、日本美術に今も昔も溢れる猫愛を、きっとあなたに伝えてくれるでしょう。

ジャンル

開催場所

シーボルトハウス日本博物館

ライデン市
オランダ王国
Japan Museum Sieboldhuis
Rapenburg 19
2311 GE Leiden
Nederland
Phone: +31-(0)71-5125539